WORDPRESS / PHP RUNTIME GUIDE

ホストはPHP 8.4、WordPressは5.6。どちらが本当に動いている?

アカウントの設定値と、対象サイトのWebリクエストを処理する実行値は同じとは限りません。変更を始める前に、証拠、適用範囲、戻せる条件を順番に確認します。

公開日 2026-10-22読了目安 7分無断スキャンなし架空例を使用
先に結論:WordPressのサイトヘルス、ホストのドメイン別設定、Webリクエストが使うPHPを照合します。復元可能なバックアップが確認できるまで本番設定は変えません。

なぜ表示が違うのか

ホスト管理画面が示す「アカウント既定値」と、WordPressを実行するドメイン・ディレクトリ・PHPハンドラの値が分かれていることがあります。CLIとWebサーバーでも別のPHPを使う場合があります。表示不一致だけで原因は断定できません。

  • 対象ドメインに新しい設定が適用されていない
  • サブディレクトリの設定が上書きしている
  • Apache/FPMなどのハンドラが別のPHPへ向いている
  • CLIで確認したPHPとWebリクエストのPHPが違う

上記は確認候補です。顧客環境の事実ではありません。

安全な確認順

1

画面と時刻を記録する

WordPressの警告文、サイトヘルスのPHP版、ホスト管理画面のPHP版、対象ドメイン、確認時刻を記録します。この段階では変更しません。

2

WordPressが認識する環境を見る

管理画面の「ツール → サイトヘルス → 情報 → サーバー」でPHP版を確認します。WordPress公式はサイトヘルスを設定変更画面ではなく、構成情報を確認する画面として説明しています。

3

ホストの適用単位を確認する

アカウント全体、対象ドメイン、サブドメイン、対象ディレクトリのどこにPHP版が設定されているか確認します。設定を選んだだけで、対象サイトへの適用完了とは判断しません。

4

Webリクエストの実行PHPを確認する

権限のある管理者が、対象サイトと同じ経路で最小限の確認を行います。PHP公式の phpversion() は「現在実行中のPHPパーサーの版」を返します。

<?php echo htmlspecialchars(PHP_VERSION, ENT_QUOTES, 'UTF-8');
一時確認専用。推測されにくい一時URLで確認し、直後に削除します。phpinfo() は環境・パス・設定など大量の情報を表示するため、公開サイトへ常設しません。
5

戻せる状態を確認する

バックアップの存在だけでなく、復元元、復元手順、担当者、切り戻し条件を確認します。不明なら変更を止めます。

6

一つずつ直し、再確認する

ステージングまたは復元条件が成立する環境で、ドメインやディレクトリの設定を一つずつ変更します。WordPress表示、Web実行PHP、ログイン、フォーム、決済、メール、ジョブを再確認し、変更記録を残します。

ここで止める条件

次の状態では本番変更をしません。
  • 所有・管理権限を確認できない
  • 復元可能なバックアップまたは復元方法が不明
  • ステージングなしで大きな版差や独自コードがある
  • サーバー設定・PHPハンドラの適用範囲が不明
  • 変更後にログイン、フォーム、決済、メール、ジョブを確認できない

表示不一致だけを切り分けたい場合

PHP Runtime Mismatch Fixは、1サイト・2営業日・55,000円 / USD 390。WordPress/アプリとホストのPHP表示、ドメイン/ディレクトリのハンドラ、復元条件を照合し、安全条件が成立するときだけ設定不一致を修正して記録します。独自コードの修正は別見積りです。

架空の診断記録で納品形式を確認できます。

秘密情報なしで相談内容を整理する

English summary

If your host panel says PHP 8.4 while WordPress reports PHP 5.6, do not treat the selected account version as proof of the runtime serving the site.

  1. Record the exact WordPress and host-panel values.
  2. Check WordPress Tools → Site Health → Info → Server.
  3. Confirm the PHP setting applied to the exact domain and directory.
  4. Verify the PHP version used by an authorized web request, then remove the temporary check.
  5. Confirm a recoverable backup and rollback owner.
  6. Change one configuration layer at a time, then retest critical journeys and logs.

Do not publish a persistent phpinfo() page. It can expose extensive environment and configuration details. Stop if authority, restore, scope, or acceptance checks are unclear.

Prepare a non-sensitive inquiry

公式情報

WordPress.org — Site HealthWordPress.org — Site Health screenPHP Manual — phpversion()PHP Manual — phpinfo()

公式文書は一般的な機能説明です。個別環境の原因や安全性を証明するものではありません。